時は2018年末。
年内最後の出張ということでまた東京にやってきました。
今回はいつもなら全く用も縁もない土地・赤坂に訪れることになりまして、赤坂周辺でホテルを探していたのですが…
これが全然ない!いやあるにはあるけどめちゃくちゃ高い!という状況で、少し離れた場所に泊まろうかどうしようか悩んでいました。
でもメインの用事がある場所にホテルを取るのが私の基本方針なので、ぎりぎりまで諦め悪く粘っていたのです。
するとニューオータニで比較的お得なプランが出たので即予約。
はじめて御三家の一角ニューオータニ(東京)にステイすることになりました。
というわけで今回はホテルニューオータニのコンセプトルーム、新江戸ルームをご紹介していきます!
赤坂見附駅から徒歩でガーデンタワーへ
公式サイトによるとニューオータニの最寄り駅は永田町か赤坂見附ということで、私は赤坂見附から向かいました。
最寄りと言っても駅を降りてからちょっと距離があって、また慣れない土地で小雨も降っていたのでけっこう遠く感じましたね…
googleマップを見ながらなんとかたどり着いたのは『ガーデンタワー』です。
ニューオータニは敷地が広大なので敷地内にも庭園だったり色々な施設があって、ホテルもザ・メイン(本館)とガーデンタワーの2棟あります。
赤坂見附から歩いていくと最初にたどり着くのがガーデンタワーなんですね。
チェックイン!…はできずに荷物だけ預けることに
で、ガーデンタワーについてとりあえずフロントへ。
実は今回は部屋タイプお任せのプランで取ったので、どこの部屋が割り当てられるか全くわからない状態でした。
本館なのかガーデンタワーなのかの指定すらないのでどこへ行けばいいかわからず、とりあえず一番近いガーデンタワーのフロントで聞いてみることに。
が、この日は12月23日で日曜日かつ祝日。
翌日の月曜日も振替休日ということで、クリスマス時期の三連休ど真ん中のためフロントは非常に混雑していました…!
体感20分~くらいでしょうか?並んで自分の番が来たので、手続きをお願いします。
ただここでも問題(というほどのことではないですが)があり…。
実は今回のプラン、ショートステイということでチェックインが19:00~に限定されているプランで、その代わりに安い料金で宿泊できるというものだったんですね(とはいっても時期が時期なので一泊25,000円ほどでしたが)。
そういえば本当は予定的にチェックインが遅くなりそうだからとこのプランにしたのですが、思ったより予定が早く終わったり次の予定までの時間が微妙で。
急遽次の予定の前にホテルに向かうことにしたんですよね。
で、手続きを進めていく中でフロントの方がプランを確認すると申し訳なさそうに「こちら19時以降チェックインのプランとなっていまして、後ほどのチェックインでもよろしいでしょうか…?」という感じ。
多分なんとかしてくれといったらそのままチェックインしてくれそうな雰囲気もありましたが(笑)
そもそも自分でレイトチェックインプランにしているので文句を言う権利もありませんし(言う気も無いですが)、部屋の確認と荷物だけ預かってほしかったのでその旨を伝えました。
というわけで荷物を預かってもらって一度外出することに。
ちなみにこのとき「本館ザ・メインのほうでお部屋をご用意しますので、チェックインの際には本館へお越しください」と案内を受けました。
この時点でガーデンタワー宿泊の線は消えたわけです。
ネットで色々調べたときにはザ・メインのほうが評判が良かったので「できればザ・メインがいいなー」と思っていたのですが、これでザ・メインの宿泊が確定したので内心ちょっとテンションが上がりました(笑)
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本館で再度チェックイン手続き
用事を済ませ、19:00に再びホテルに戻ってチェックインをします。
このときは赤坂にいたので赤坂からタクシーに乗り直接本館へ。
本館入り口には見事なクリスマスツリーが飾ってあり、外国人観光客やカップル、家族連れなどが並んで写真を撮るくらいの撮影スポットになっていました。
※しばらく待ったものの人だかりが消えず一度諦めて、深夜2時頃にこっそりリベンジしました(笑)
ザ・メインのフロントに到着しチェックイン手続きを済ませます。
部屋まではベルガールの方が案内してくれ、そのままお部屋の案内もしてくれました。
そしてこの時点で今回泊まる部屋が新江戸ルームだと判明。
2017年にリニューアルされたばかりのお部屋ということで否が応でも期待値が上がります。
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話題の新江戸(シングル)ルームに宿泊!
ということでここからは新江戸ルームのお部屋を紹介していきます!
かなり細かいところにこだわって作り込まれているのでぜひご覧ください。
客室入り口
入り口入ってすぐの景色です。
新江戸シングルは26㎡なのでさすがに広い!という感じではありませんが、限られたスペースの中にかなり工夫を凝らして機能的に作られているので非常に快適。
他のホテルでは30㎡くらいだと一人でも家具などの配置によってはちょっと狭いな~と思うところですが、今回の滞在ではまったく狭いと思う瞬間がありませんでした。
ちなみに入って左手に(ほぼベッドルーム寄りですが)クローゼット、右手にバス&トイレルームという構成です。
クローゼットはこんな感じで、奥行きも高さも十分ですね。
下にはセキュリティボックスやスリッパなど定番の設備。
またスチームアイロンも常備されているのでちょっとシワになりやすい素材の洋服だとか、スーツをパリッとさせたいビジネス利用でも使いやすいです。
アイロン自体はどこでも貸してくれますが、わざわざ連絡をするのがめんどくさいときもあるので最初から置いておいてくれると楽ですね。
ベッドルーム
ベッドルームがこちら。
新江戸「シングル」ルームですが公式HPの記載ではダブル扱いで、ベッド幅は余裕の1800mmと実質キング相当なので、ビジネスホテルのシングルルームとは全く快適さが違います。
また画像でもわかるようにベッドルームとバスルームは基本仕切られていないため(当然開閉可能ですが)、26㎡と決して広くない客室でも開放感がありますね。
ベッドの横には広めのソファがあります。
ちゃんとくつろげるサイズのソファがあるのもシングル利用想定の部屋では珍しいですね。
デスクも広さは十分でPC仕事もできる感じです。
テレビは壁掛けタイプでやや奥まった配置。
こちらも狭い空間で圧迫感を感じさせない工夫でしょう、かなり大きめのサイズですが違和感なく溶け込んでいます。
テレビ下には小さいですがBOSEのスピーカーと、いまやどこでも見かけるようになった客室備え付けのスマホ『handy』。
BOSEのスピーカーは先日宿泊したインターコンチネンタル大阪でも採用していましたが、他で見かけたことは私はありません。
コンパクトなシングルルームでも細かいところに妥協しないのはさすがニューオータニといったところでしょうか。
handyのほうは…正直日本に住んでいる日本人的には全く使い道は無いですね(笑)
ただ訪日外国人の増加を受けて、外国人にも受けるような『江戸×東京』という新しいコンセプトで作られたのがこの新江戸ルームなので、外国人利用のことを考えるとhandyは必須なのかも?
(実際に使っている人を見たことはないですが…)
バスルーム
新江戸ルーム最大の特徴にして売りがバスルームでしょう。
ベッドルームと一体となった開放感あふれるバスルームは、なんと天然の檜風呂!
木の浴槽でそれっぽく見せているところはけっこうありますが、見せかけじゃない本物の檜って最近はあまり出会うこともなく意外と貴重じゃないでしょうか?
特に温泉宿ならともかく都心のホテルなんかではまずお目にかかったことがありません。
当然ですが香りがすごく良くて心地良いです。
そして面白いのがこれ。
うん、レモンですね(笑)
アメニティ類が置いてあるシンク横の棚に堂々と、しかも2個も鎮座しているこのレモン…。
別に食べてくださいということではなくて、「お風呂に浮かべて香りを楽しんでください」ということだそうです。
せっかくだからと浮かべてみたんですが、まあしっかりとした皮なものだから浮かべたくらいじゃ全然香りがしません(笑)
ぎゅうぎゅうと絞って、爪で穴をあけたりしてようやく香ってきましたが…けっこう大変でした(笑)
でもレモンを入れるとまた檜の香りとは違う爽やかな感じになってこれはこれでリラックス効果がありそうでした。
ちなみに新江戸ルームはアメニティも充実していて、石鹸は桶谷石鹸ですしヘアブラシやコームは木製でした。
アメニティの入っている袋も模様が和柄で素敵ですよね。
嬉しいのが、女性用も男性用も基礎化粧品が揃っていたこと。
どちらも資生堂のちゃんとしたもので、特に女性向けのキットは業務用で一般に出回っていないのが惜しいくらい評判が高いんだとか。
高級ホテルでも意外と基礎化粧品まで揃えているところってそう多くなくて、特に男性向けは蔑ろにされがちです。
でも男でも乾燥するものはするし、ケアできるものが無いよりはあったほうが嬉しいんですよね。
ただそうはいっても「じゃあわざわざ持参するか?」というとそれはそれで荷物が増えてめんどくさいし…という、男の絶妙なわがままを忖度してくれているあたりがジャパニーズ・オモテナシスタイルでしょうか(笑)
…ただ、ここまでこだわっておいてなぜかシャンプー類は『omnisens(オムニサンス)』というフランスのメーカーでした…(笑)
大人の事情か何かでしょうか?
せっかくなのでここは日本のメーカーで揃えてほしかったですね(笑)
バスルーム側からベッドルームを見た景色。
トイレはシンクとバスルームの間に設置された省スペース設計。
さすがに広さ的に独立タイプは無理だったみたいですが、バスルームとは完全に仕切られていますし特にシングル利用なら気になることもないでしょう。
檜風呂に入浴しているときはトイレが視界に入らないような高さ設計にもなっていますし、よく考えられています。
ミニバー(冷蔵庫)
新江戸ルームはミニバーもコンセプトに沿った特色ある内容で充実していました。
ポットやコーヒーメーカー周りはそこそこ充実しているけどまあ普通かな?という感じですが…
注目すべきは冷蔵庫です。
定番のミネラルウォーターに加え、オリジナルのハーブウォーター(冷蔵庫左側下段)、あまおう酢サイダー、大吟醸、おかき2種(冷蔵庫右側)があります。
しかもこれらのドリンクやおかきはなんと…
無料なんですよ!
一部缶ビールとスナック(m&ms)は有料ですが、それ以外は全部新江戸ルームの特典として無料サービスされるんです!
最近は高級ホテルでも冷蔵庫サービスを縮小する傾向がある中、これは中々に太っ腹なおもてなしじゃないでしょうか?
しかも、実はさきほどのデスクの写真にも少し写っていましたが、雰囲気を出すためなのか日本酒用にはおちょこまで用意されています(笑)
実際にどれくらいの人がこのおちょこを使ってまで大吟醸を呑むかはわかりませんが、これも外国人受けは良さそうですよね。
眺望(夜景)
最後に部屋から見た眺望をご紹介。
遠くには高層ビル群の夜景が見えますが、手前は敷地が広く庭園など自然も多いためかあまり明るくはっきりと見えるというわけではありません。
方角によっては色々また見えるのかもしれませんが(私が宿泊した方角がどちらを向いていたかは不明)…都会的な夜景を求める人には眺望は微妙かも。
ただその分昼間は緑が多くて落ち着きますし、都心にありながらも騒がしくなくゆったりとした時間が流れるような景色です。
大都会東京の夜景!といった感じを好むのか?都心の隠れ家的な落ち着きを好むのか?人によって評価はかなり分かれそうですね。
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ホテルニューオータニ(東京)新江戸ルームまとめ
以上、ホテルニューオータニ(東京)の新江戸シングルルームの紹介でした。
最近は外資のホテルも和のテイストを取り入れたコンセプトルームなどを販売していますが、さすがに御三家と呼ばれる老舗の日系ホテルは外資のそれとは一線を画す雰囲気でしたね。
まさに江戸と現代東京をミックスさせた新江戸ルームの名に恥じない素敵な部屋だと思います。
ちなみに宿泊したのはシングルですが、2018年にはダブルルーム(スタンダード/デラックスの2グレードあり)も登場して、そちらはよりお部屋も広くカップルや夫婦でもゆったりと過ごせそうです。
私も今回の宿泊自体には大満足でしたが、時期が時期だけに非常に寂しい思いをしましたので…(笑)
今度は新江戸のダブルルームに素敵な相手と一緒に宿泊したいと思います(笑)
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