私の趣味のひとつが「ホテルステイ」です。
北海道在住のため仕事でもプライベートでも、道外に出かけるときは基本的に宿泊を伴います。
そこで出張などにかこつけて高級ホテルに宿泊する…というのが私の密かな楽しみでもあります(笑)
先日も2泊3日で東京出張をした際に、一泊ずつ別々のホテルに宿泊してホテルステイを満喫してきましたので、その記録をブログに残していきたいと思います。
ヒルトン系列最上級のコンラッド東京に宿泊!
今回宿泊したのは新橋・汐留エリアにあります『コンラッド東京』です。
コンラッドはヒルトングループのホテルの中でも特に高級なホテルで、系列内では「ウォルドルフ・アストリア」に次ぐランクになります。
もっとも日本にはウォルドルフシリーズは2018年現在存在しませんから、日本でのヒルトングループ最高級ホテルが『コンラッド東京』と大阪・梅田の『コンラッド大阪』になります。
エントランス
まずはエントランス。
一見して「ラグジュアリーホテルにしては意外とこじんまりしているな?」と思ったのですが、あとで知ったとろこによると、こちらはサブのエントランスだそう。
汐留駅から徒歩移動でアクセスする場合はこちらに到着するのですが、回り込むと車寄せのあるメインのエントランスがありました。
ロビー&フロント
コンラッド東京のフロントはエントランス階ではなく、ビルの28階に位置します。
そのためエントランスは最小限で、エントランスを抜けるとすぐにエレベーターに乗り込むことになります。
エレベーターで28階に上がると見える景色がこちら。
※他にも宿泊客の方が多数いて写真を撮るのは気が引けたので公式から拝借
ちょっとわかりづらいですが、左手にフロントデスクがあり、右手にはロビーラウンジ。
さらに奥に進むとレストランやバーラウンジ、客室階へと上がるエレベーターがあります。
外部サイト予約でもゴールド特典を適用してくれた
そんなこんなでチェックインの手続きを済ませるためにフロントへ。
名前はもちろんですが、ここで、
「SHØWTA様はヒルトンのメンバー様でしょうか?」
とヒルトンオナーズ会員資格の有無を確認されました。
高級ホテルには独自の会員システムを持つところが多く、ヒルトンには『ヒルトンオナーズ』という会員組織があります。
今回は本題ではないので詳細は割愛しますが、ヒルトンでは宿泊実績等によってブルー・シルバー・ゴールド・ダイアモンドと4つにランク分けされ、朝食無料や客室アップグレードなど多様な特典を受けられる、というものです。
ちなみに私は一応上から2番目のゴールドメンバーになります(ゴールドはヒルトン発行のゴールドクレジットカードを作るだけでなれます)。
なので、聞かれたとおりにゴールドメンバーである旨や会員番号を伝えました。
すると素泊まりで予約していたところ朝食無料等のゴールド特典を適用してくれることに!
ちなみにヒルトンオナーズの各特典は原則公式サイトや公式の電話予約のみ適用となり、たとえばじゃらんやJTBなどの外部サイトからの予約には適用されません。
ただ私の場合住んでいる場所が場所ですから、ホテルに泊まるときはほぼ100%飛行機とセットです。
なので別々に取るよりも金額的にお得なパッケージツアーで予約することが多く、今回もじゃらんパックで航空券とホテルをセットで予約しました。
ですからゴールドメンバーと言えど本来なら特典の適用は期待できないのですが…今回はホテル側の裁量で公式予約と同じ特典を適用してくれることに。
このあたりの柔軟性はさすがというか、これだけでまたちょっとコンラッドやヒルトンのファンになりますよね(笑)
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想定外のスイートルーム宿泊に…
ゴールド特典を適用してもらい気分が良くなっていたところに悪魔の提案が…(笑)
フロントの方が、
「SHØWTA様はゴールドメンバー様でございますので、通常よりもお安くスイートルームにアップグレード可能ですがいかがでしょうか?」
なんてことを言うんです。
いわゆる有償アップグレードというやつですね。
ホテル側で客室の稼働状況を見ながら、本来予約をしているランクよりもよりランクの高い部屋(と場合によっては特典も)を割安な値段で提案するもので、それ自体はわりとよくあることです。
ちなみに今回私が当初予約していたのはコンラッドでは一番ランクの低いスタンダードなお部屋の『シティービュールーム』。
ランクが低いとはいえそこはヒルトンブランド最上位のコンラッドですから、事前リサーチの段階で庶民派の私には十分すぎるくらい良い部屋だと知っていました。
なので通常なら丁重にお断りするところなのですが…なまじゴールド特典を適用してもらっただけに簡単には断りづらいということと、「コンラッドのスイートはどれくらい素晴らしい部屋なんだろう?」なんて興味が出てきてしまいまして(笑)
とりあえず値段だけ聞いてみることに。
結果、22000円のタックスやらサービス料その他諸々が付いて27000円とのこと。
…うん、中々のお値段です…。
「払えなくはなくはないけどたった一泊だしな…」
「観光でもない一人出張だし必要あるのか…?」
「そもそも正規料金を知らないけどこれは安いのか…?」
なんて、貧乏性な私の頭を色々な思いが駆け巡ったのですが(笑)
逆に今回コンラッドに宿泊を決めたのもたまたま普段は無い新橋で仕事があったからで、今回泊まらなければ今度はいつ泊まるのかわからないということもあって、悩んだ末に宿泊を決めました。
今思えばコンラッドの優秀なフロントマンにまんまとしてやられた感があります(笑)
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33階のベイビュースイートに宿泊!
手続きを済ませると、部屋まで係の方が荷物を持って案内してくれます。
フロントとラウンジを横切り、客室行きのエレベーターへ乗り、アサインされた33階へと上がっていきます。
客室階廊下
エレベーターを降りるとシックな廊下が待ち構えていました。
落ち着いた雰囲気で高級感が漂います。
客室入り口
廊下を抜け、本日のお部屋に到着!
入り口を開けるとこれまた素敵な空間が広がっていました。
今回はいくつか種類のあるスイートルームの中の、『ベイビュースイート』というタイプのお部屋に宿泊。
72㎡の広さにリビングルームとベッドルーム、バスルーム、クローゼットルームなどがそれぞれ独立して存在しています。
トイレ
入り口すぐ右手にはトイレがあります。
当然ですがウォシュレット完備で、シンク付き。
広さも十分です。
クローゼット
トイレを超えるとクローゼットルーム。
たいていのホテルだとせいぜい壁に奥行の狭いクローゼットが備え付けられている程度ですが、さすがにスイートルーム、これだけで一室と呼べるくらいの空間です。
ちなみにこのクローゼットルーム、奥の扉を開け放つと…
こんな感じで、ドレッサーとバスルームに繋がっています。
リビングルーム
トイレ、クローゼットを抜けるとリビングルームなのですが。
リビングルーム手前には松の木でしょうか?ちょっとしたグリーンのインテリアも。
12月には松笠(松ぼっくり)を使ったクリスマス仕様になるようです。
そしていよいよリビングルームへ!
入り口から窓側方向に向かって撮影。
窓から玄関方向へのアングルで。
手前にはソファとローテーブルの応接セット。
そしてソファの正面にはテレビが。
リモコン類やDVDプレーヤーはテレビ下に収納されています。
またさきほどの写真で窓際には丸テーブルと革張りのデスクチェアがありましたが、これが非常に作業がしやすく快適でした…!
あとから知りましたが、何でもこの椅子、あのアーロンチェアで有名なハーマンミラー社の『イームズエグゼクティブチェア』を採用しているそう。
コンラッドのものは厳密には特注だそうで価格はわかりませんが、市販品の価格は驚きの約60万円…!
そりゃ座り心地も良いわけだ…。
テレビ下の右手は冷蔵庫。
左手にはカップやティーバッグ、ケトル、アイスペールなどが収納されています。
テレビサイドにはサービスのミネラルウォーターと、ネスプレッソ、そして珍しいところでは急須。
温泉旅館にはよくありますが、外資の高級ホテルで急須があるところは珍しいですね。
日本のヒルトンシリーズは窓がカーテンではなく障子だったり、さきほどの入り口の緑だったりと、かなり和を意識しています。
そこここに散りばめられた和テイストは日本人としても落ち着きますし、外国人にも人気がありそうです。
ウェルカムスイーツ
ウェルカムスイーツはこんな感じでした。
上段がチョコレートとゼリー、下段が最中…だったかな?(記憶にあまり残っていなくて…スミマセン)
ちなみに今回は入室して少し後、スタッフの方が部屋まで届けてくれました。
あらかじめ予約していればチェックイン時間に基づいて準備しているのでしょうが、今回は空室のところ当日アップグレードだったための対応でしょうか。
ベッドルーム
そして本丸、ベッドルームへ!
窓際にはパーソナルチェアが。
こちらはハーマンミラー製ではなさそうですが、特徴あるカーブが印象的なデザインです。
見た目通りけっこう固い、というかかなり固いのですが不思議と座っていて痛いということはなく、うっかりするとここで寝てしまいそうなくらい快適でした。
ベッドルームを窓方向の逆アングルから。
奥にバスルームが見えます。
壁面にはいっぱいに描かれた木とその枝に乗る小鳥のオブジェもありました。
ホテルにおいては何が無くともこのベッドルームが大事だと私は思っています。
リビングは無くてもまあ支障はありませんが、ベッドだけは無いことには眠れませんから。
特に『眠る』という行為にまあまあこだわりのある私としては、このベッドルームの快適さがホテルステイの満足度を大きく左右します。
その点では、コンラッド東京のベッド及びベッドルームは文句なしに快適でした。
ベッドの寝心地はもちろんのこと、ベッドサイドのコンセントや照明の調光など、さりげない部分ですが使いやすい設計になっていました。
ターンダウン後はこのような感じ。
ベッドサイドにミネラルウォーターとグラス、そしてベッドにはかの有名なコンラッド・ベアがちょこんと座って(立って?)いました。
実物を見ると可愛いですね。
集めたくなる人の気持ちがわかります(笑)
バスルーム
ベッドルーム、クローゼットから繋がるのはバスルームです。
ビジネスホテルの味気ないユニットバスとは違い、高級ホテルではしっかりと入浴できるバスルームも楽しみのひとつではないでしょうか。
そんなコンラッド東京のバスルームがこちら。
足を伸ばせるバスタブと高さが調節可能なシャワーに、レインシャワーも。
テレビが付いているのでゆっくりとリラックスタイムを過ごすことができます。
バスタブでは有名なコンラッド・ダックがお出迎え(笑)
こちらもベアと同様に持ち帰りOKなので、記念としてベアと一緒に連れて帰りました。
またバスルームの隣にはトイレも備え付けられています。
入り口横のトイレはベッドルームからだと一番遠い位置にありますので、深夜など暗い中玄関まで歩いていかなくても良いのは便利ですね。
シンクはダブルでゆとりがありますね。
またこの大きな鏡はライトアップされます。
個人的には鏡が煌々と光り輝くことにあまり意味を感じないのですが、いわゆる女優鏡?みたいな感じでその人を綺麗に映してくれる…ということなのでしょうか。
バスローブやタオル類、ヘルスメーターもありました。
眺望
今回宿泊したベイビュースイートは、その眺望も売りのひとつ。
はたしてどんな景色が見えるのかというと…
このように、都心のビル群と豊かな緑の共演を一望することができるのです。
このベイビュールームでは浜離宮恩賜庭園、東京湾、そしてレインボーブリッジまで望むことができます。
写真のように昼間は浜離宮の緑が鮮やかですが、夜になるとまた違った顔を見せてくれます。
こうした景色を楽しめるためか、コンラッド東京には大きく分けてシティービューとベイビューの2種類の部屋タイプがありますが、ベイビューのほうが圧倒的に人気なんだとか。
たしかに高層ビル群やその夜景は都内ならわりとどこでも見れる感がありますが、この景色は絶対にここからしか見ることができないわけですから、どちらかに泊まるのならベイビューのほうがおすすめかもしれません。
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動画も撮ってみました!
ここまで写真で主に客室の様子をお伝えしてきたわけですが、どうせなら動画のほうがイメージが伝わりやすいかと思い、今回は動画も撮ってみました!
写真よりも一層雰囲気が掴みやすいと思いますので、ぜひ動画も合わせてご覧ください。
コンラッド東京ベイビュースイート宿泊記まとめ
思いがけずスイートルームに宿泊することになった今回の『コンラッド東京』での宿泊。
72㎡と比較的コンパクトではありますがラグジュアリーかつ機能的な空間は、期待以上でした。
独り身出張の慌ただしい一泊でしたのでコンラッド東京の素晴らしさを隅々まで体感できたか…というとまだまだだとは思いますが、それでも初コンラッドは十分に満足度の高い滞在となりました。
それだけに、もう泊まることも当分ないだろうと思ったからこそのスイートだったのですが、またすぐにでも泊まりたい衝動を抑えきれません(笑)
今回は利用しなかったエグゼクティブラウンジやスパも気になるところです。
次回はぜひ、素敵な女性と一緒に宿泊してその模様をリポートしたいと思います!(笑)
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