昨年末のことですが、『プレミアホテル中島公園札幌』に宿泊する機会がありました。
ぶっちゃけ印象が薄い(というかイマイチで)すっかり記憶の彼方だったのですが…スマホを見ていたら写真が出てきて思い出したので(笑)備忘録として記事にしておきたいと思います。
中島公園駅から徒歩でホテルへ
プレミアホテル中島公園はその名前の通り、地下鉄南北線『中島公園』駅が最寄りです。
このあたりは札幌を代表する老舗ホテルのパークホテルなどを始めとして、ビジネスホテルやシティホテルが多いエリアになります。
25階建てのホテルなので非常に大きなホテルに思えますが、実は総客室数は228と中規模。
縦に長く奥行きの無い、薄い作りが印象的な建物です(笑)
位置付けとしても格安ビジネスホテル以上~シティホテル未満といったところでしょうか。
札幌には高級ホテルが少ないので高級ホテルに分類されますが、首都圏基準だとちょっとハイクラスな高級ビジネスといった感じです。
ちなみにそんなプレミアホテル中島公園はその昔、『ホテルアーサー札幌』として開業、その後2005年にメルキュールと同じアコーホテルグループに買収され『ノボテル札幌』になり、2016年にはプレミアホテルグループの『プレミアホテル中島公園札幌』としてリブランドオープンしました。
古いホテルが少ない札幌としては意外にもそれなりに歴史のあるほうですね。
さすがにホテルアーサーの頃は知らないのですが、そういえば10年ほど前まだノボテルだった頃に一度宿泊をしたことを思い出しました。
その頃は自分が学生だったということもあるのですが、リーズナブルなのにけっこう綺麗で広い部屋でコスパが良かったな~と良い印象だったので今回も期待しつつ向かいます。
フロントでチェックイン!したけど…
そんなこんなで昔の記憶を回想しつつ、ホテルに到着です。
フロントに向かいチェックインします。
対応してくれたのはベテランっぽい男性で、手続きは特に問題なくスムーズだったのですが…
どことなくけだるい感じで、やる気なくめんどくさそうな感じ。
正直あまり印象が良くなく、この時点で若干テンションが下がりました…(笑)
別に私はVIPでも何でもないイチ庶民ですから特別待遇をしろという気はさらさらないのですが、せめて目は合わせて話してほしかったかなあと(笑)
元々そういう人(笑顔とかが苦手で損するタイプ)なのかもしれませんし、たまたま体調が悪かったり腹の虫の居所が悪かったのかもしれませんが…
18時頃のチェックインでピーク時でも無いですし、深夜でもないのでもう少し気持ちよく対応してくれると嬉しかったですね。
スポンサーリンク
気を取り直して…スイートのデラックスラージダブルへ宿泊!
そんなわけで若干出鼻を挫かれた感はありましたが、気を取り直して客室へ。
今回は『デラックスラージダブル』ということで、なんと78.6㎡もある部屋への宿泊です。
その昔一度泊まったときはたしか40㎡前後のツインルームでしたが、今回はこのホテルでは一番上のカテゴリーでスイートルームに分類されるお部屋。
以前よりもかなりグレードアップしたので、楽しみにしていました。
以下、客室紹介です。
客室入り口
ドアを開けると…いきなりガラスにヨーロピアンテイストの派手な柄が描かれた仕切りのようなものが現れて面喰います(笑)
写真だとちょっとイメージしづらいのですが、ここからさらにドアを隔ててリビングルームへ続く構造です。模様があるので中の様子はあまり見えません。
二重ドアというか、ここが玄関に相当するのでしょうか?
ちなみにこのスペースには大きなクローゼットが鎮座しています。
玄関的な存在なのでコートなどはここに掛けておけば良いのでしょうか?
貴重品ボックスもこちらにあります。
リビングルーム
内扉を開けると、リビングルーム。
この扉がほぼ間取りの真ん中に位置していて、右手にはリビングルームが広がり、左手にはベッドルームとバスルームが広がる形です。
さすがに80㎡弱の客室なのでリビングもかなり広々としていますが…広さのわりに家具などが少なく、空間をちょっと持て余しているような感じがありますね。
濃い青のカーペットということもあり、さらには真冬だったのもあり、かなり寒々しい印象です。
ミニバー(冷蔵庫)
ちょっと特徴的だったのがミニバーコーナーで。
リビングの一番右奥に位置しているミニバーには、かの有名な『モエシャン』のクーラーが置いてあったり(モエシャン本体はありませんでしたが)。
コーヒーメーカー類は最近のホテルではおなじみですが、ミニキッチンとまではいかないもののシンクがあったり。
なぜか妙にこのコーナーだけ力を入れているというか、設備が充実していました。
ただ冷蔵庫の中身は本当に必要最低限という感じ。
価格設定もかなり強気で、都内の一流ホテルと同等といったところでしょうか…日航札幌より全然高いですね。
ベッドルーム
玄関からリビング左手に進むと、すぐにベッドルームです。
配置の関係か、奥行きがかなりあって幅がそんなにない作りのベッドルーム。
ベッド幅も1600mm×2030mmと、ラージダブル~クイーンくらいのサイズですが、そこまで広くはないですね。
最近はダブルと言いつつも1800mm超のキングサイズや、一般的なクイーン幅の1700mm超の部屋も珍しくないですから、それと比べるとどうしても…といった感じ。
もちろん寝るには全く不自由しないサイズですが、せっかくスイートルームのカテゴリーなのでベッドにはもう少しこだわっても良かったんじゃないかな?と思いました。
サイドテーブルも必要最低限の設備。電話はかなり年季の入っているタイプですね。
コンセントが向かって右手のテーブル側に一口しかないので、後付けでも良いのでせめて両サイドに一口ずつあると便利かなというところ。
ちなみに全体写真だと写っていないのですが、この部屋の手前側にもクローゼットが備え付けられていました。
ただこのクローゼット…なんと扉が半分しか開かない!
どれだけ引こうがびくともしないので一瞬「そういう仕様なのかな?」と思ったのですがそんなはずもないだろうと思い直し。
一応外出時にフロントの方に確認したところ、普通に両開きでした(笑)
「(部屋に行って)確認しましょうか?」と言われましたが、まあ別に使わないのでお断りしました。
ただ私が泊まったときにはじめて開かなかったわけでもないでしょうし、これまでもずっと開かなかった可能性が高いので…日頃から点検していないのはどうなんだ?と。
清掃の際に絶対に触ると思うんですけどね…。
多分私と同じで、これまでの宿泊客の方も入ってすぐのクローゼットを使うから特に言わなかっただけだと思うんです。
私に聞くまでもなく、普段から確認しておいてほしいなあとまたモヤモヤポイントが出てきてしまいました…(笑)
バスルーム
ベッドルームからさらに奥の扉へと進むと、そこがバスルームです。
ユニットタイプで、狭くもないですがそこまで広くもありません。
特徴と言えば、トイレットペーパーがむき出しでそびえたっているのがユニークというくらいでしょうか?(笑)
私がユニットタイプが得意じゃないというのもありますが、正直あまりゆっくりとできるスペースではないですね。
もとが古いホテルだから仕方がないのかもしれませんが、水周りは長らくリニューアルしていないみたいです。
これなら1ランク下のプレミアのほうがシンク/トイレと浴室が仕切られているので(こちらはリニューアル済み?)よっぽど快適かも。
アメニティもあまり力を入れていない様子で、特に女性は物足りないというか用が足りないかもしれません。
一般客室ならわかりますが、この部屋はホテル内でも上のクラスですから…ハードは変えられなくてもせめてアメニティだけでも頑張れば大分印象は変わるのになあと。
ちょっともったいないですね。
眺望(夜景)
最後に客室から見られる眺望を。
眼下に中島公園の雪景色が広がり、その奥には札幌のビル群が立ち並びます。
この景色は札幌でも中島公園周辺でしか見られない幻想的なコントラストで、けっこう素敵ではないでしょうか。
今回は真冬のために木々の葉は全て散っていていますが、昼間だと夏の緑も生えそうですし秋の紅葉も良さそうです。
都心のようないわゆる“100万ドルの夜景”と比べると光量は物足りないかもしれませんが、自然と都会的な夜景との融合は他では中々お目にかかれないかもしれません。
スポンサーリンク
プレミアホテル中島公園札幌・デラックスラージダブル宿泊記まとめ
というわけで、今回はプレミアホテル中島公園のデラックスラージダブルルームの紹介でした。
私自身ホテルステイが大好きで、基本的にどんなホテルに泊まってもそれぞれの良さ・楽しみ方を見つけるのですが…今回はちょっと辛口な評価になってしまいましたね…。
特にここプレミアホテル中島公園はリブランド前に宿泊したときはコスパの良い素敵なホテルという印象だっただけに…期待も相まってギャップで残念な印象になってしまいました。
客室もせっかくの広さを持て余しているような感じでしたし、端々に隠し切れない古臭さが感じられたのでできれば水周りも含めぜひフルリニューアルしてほしいところ。
もしくはハード面の改修は難しいなら、ソフト面をもうちょっと頑張ってくれたらなあというのが正直な感想です。
これならあえて一番上のランクに泊まる必要も無いですし、下のランクでよりリーズナブルな滞在を楽しむほうが得策かもしれません。
私もこのホテルには思い入れがあるので、時期を見てまた今度は別の部屋に再訪したいと思います。
スポンサーリンク